海外移住、情報だけじゃ不安?決断前に「あなたの心」と向き合う秘訣【ライフコーチ直伝】

海外移住、情報だけじゃ不安?決断前に「あなたの心」と向き合う秘訣【ライフコーチ直伝】

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海外移住、情報が多すぎて迷っていませんか?

「海外で暮らしてみたい」——その言葉には、キラキラした未来や新しい自分への期待がたくさん詰まっているように感じますよね。今この瞬間も、あなたは移住先のビザのこと、お仕事のこと、住む場所の家賃などを、一生懸命調べているかもしれません。

インターネットを開けば、海外移住に関する情報は山のように見つかります。体験談もたくさんあって、参考になることも多いでしょう。でも、情報を集めれば集めるほど、「あれもこれも気になる…」「結局、自分はどうしたらいいんだろう?」と、かえって迷いや不安が大きくなってしまうことはありませんか?

こんにちは。オンラインライフコーチングサービス「There Will Be Answers.」代表の常岡です。「ココロとアタマとカラダの声をぜんぶ聴く」を合言葉に、海外移住や転職といった、人生の大きな岐路に立つ方々が、ご自身で納得のいく答えを見つけるお手伝いをしています。

これまで多くの方のお話を伺う中で強く感じるのは、海外移住という大きな決断をするとき、情報を集めることと同じくらい、もしかしたらそれ以上に、「ご自身の心(意識)」とじっくり向き合う時間が大切だということです。

この記事では、ライフコーチの視点からなぜ情報だけでは心がスッキリ決まらないのか、そして海外移住を決める前に、あなたの心にどんなことを問いかけてみると良いのかを、具体的なステップと一緒にお話ししていきます。ただ情報を右から左へ受け流すのではなく、あなた自身が「これでいいんだ」と心から思える決断ができるよう、少しでもお手伝いできたら嬉しいです。

なぜ「情報」だけでは心が決まらないのか?

海外移住を考え始めると、まず気になるのは具体的な「情報」ですよね。ビザの取り方、現地での仕事の見つけ方、家賃の相場、税金のこと、街の雰囲気や安全性…。これらは確かに、海外で暮らすためには知っておかなければならない大切なことです。

情報は変わりやすい「外側の条件」

でも、考えてみてください。これらの情報は、あくまで「外側の条件」であり、あなたの力だけでは変えられないことも多く、また、時とともに変わってしまう可能性もあります。例えば、ビザのルールは国の都合で変わることがありますし、経済の状況によって仕事が見つかりやすい時期とそうでない時期があります。外務省が出している「海外安全情報」を見ても、世界の状況は常に動いていることが分かります。

外国への旅行や滞在に関する注意や危険の情報は、その時々の政治や経済、社会の状況によって新しくなったり変わったりします。
(引用元: 外務省 海外安全ホームページ https://www.anzen.mofa.go.jp/

本当に大切なのは「あなたの心」

たくさんの情報を集めることに夢中になるあまり、「どうして自分は海外に行きたいんだろう?」「海外に行って、何を手に入れたいのかな?」「逆に、失うものはあるかな?」といった、あなた自身の「心の中にある本当の気持ち」と向き合うことを、つい後回しにしてしまいがちです。

その結果、集めた情報を見ては喜んだり落ち込んだり、他の人の成功話や失敗談を聞いては心が揺れ動き、海外移住をなかなか決断できない…そんな状態に陥ってしまうのです。これは、私たちの心には、知らず知らずのうちに「きっとこうに違いない」と思い込んでしまうクセがあったり、選択肢があまりに多いと、かえって選べなくなってしまったりするような働きがあるからなのです。

外側の条件は自分ではコントロールできませんが、あなたの心の中にある気持ちや考えは、じっくり見つめて整理することで、どんな状況でもブレない「あなただけのコンパス」になってくれます。

【ライフコーチ的アドバイス①】情報から離れて、今の気持ちを見つめてみよう

もし、情報集めに疲れて「もう、どうしたらいいか分からない…」と感じているなら、一度、意識して情報から離れる時間を作ってみませんか?ほんの数時間でも、丸一日でもいいので、移住に関するウェブサイトやSNSを見るのをお休みしてみましょう

そして、その間にフワッと心に浮かんできた気持ち(焦り、不安、ワクワク、迷いなど)を、良い悪いの判断をせずに、ただ静かに感じて、ノートに書き出してみてください。

「情報を集めなきゃ!」という状態から、「自分の心は何て言ってるかな?」と耳を澄ませる状態へ。これは、自分の考え方のパターンに気づき、少し離れたところから自分を見つめる良い練習になりますよ。

海外移住を決める前に、あなたの心に聞いてみたいこと

では、具体的にどんな「あなたの心の中」を深く見ていくと良いのでしょうか?ライフコーチとして、特に大切だと感じている4つのポイントをお伝えします。

「本当はどうしたい?」あなたの心の奥底にある願い

あなたは「なぜ」海外で暮らしてみたいのでしょう?「今の場所や状況から離れたい」「何か新しいことに挑戦してみたい」「あの国の文化が好きだから、もっと深く触れてみたい」「仕事でもっと活躍したい」、あるいは「新しい自分探しのために海外移住を考えている」のかもしれません。

人によって理由は様々ですが、その奥にある「本当の願い」をじっくり感じてみることが大切です。ちょっとわかりにくければ「ニーズ」と言い換えてもいいでしょう。「今の場所から離れたい」という気持ちの裏には、「もっと安心して暮らせる場所がいいな」「もっと自分らしくいられる時間がほしいな」といった、切実な願いが隠れているかもしれません。

この「本当の願い」に気づかないまま新しい場所へ行っても、また同じようなことで悩んでしまう可能性があります。自分の行動の元になっている本当の気持ちに気づくことが、心から満足できる選択につながります。

新しい生活への「心の準備」はできていますか?

海外での生活は、言葉も文化も習慣も、そして出会う人も、何もかもが新しいことだらけです。それはとても刺激的でワクワクすることですが、同時に、慣れないことへの戸惑いやストレスを感じることもあります。心理学の研究では、「Uカーブ理論」や「Wカーブ理論」と呼ばれる、新しい環境に慣れるまでには、気分がグッと上がったり、逆に落ち込んだりするような、心の波があると言われています。

あなたは変化に対して、どちらかというとワクワクするタイプですか?それとも、少し不安を感じやすいタイプでしょうか?これまで何か大変なことがあった時、どうやって乗り越えてきましたか?そんなふうに自分自身のことをよく知っておくことで、未知の環境への「心の準備」がしやすくなります。

「これだけは譲れない!」あなたの大切なものは何?

あなたの人生で、本当に大切にしたいことは何でしょうか?家族と過ごす時間、仕事で成功すること、お金の心配がない生活、自由気ままなライフスタイル、誰かの役に立つこと、新しいことを学ぶこと…?これらの「大切にしたいこと」をはっきりさせておくと、移住先の生活が自分の理想と合っているか、海外移住という選択が自分の人生で優先したいこととズレていないかを判断する助けになります。

もちろん、海外生活で価値観が変化することもありますが、まずは今のあなたが何を大切に思っているのかを知ることが、より良い変化への第一歩です。

「もし、うまくいかなかったら…」も考えてみる勇気

海外移住という大きな夢には、キラキラした面だけでなく、もしかしたら大変なことや難しいこともあるかもしれません。海外移住で後悔しないためには、良いことばかりを想像するのではなく、例えば「言葉がなかなか通じなかったらどうしよう」「文化の違いに戸惑ったら?」「一人で寂しくなったら?」「仕事が思ったように見つからなかったら?」といったことや、駐在に帯同する際の悩みなども含めて、具体的に想像してみることが大切です。

そして、それらにどう対応できそうか、あるいは「それでも挑戦したい!」と思えるだけの覚悟があるかを、自分自身に問いかけてみましょう。これは、問題を現実的に捉え、心の準備をするのに役立ちます。キャリアチェンジを伴う海外移住であれば、なおさら慎重な検討が必要でしょう。

【ライフコーチ的アドバイス②】「大切にしたいことリスト」で移住の目的を言葉に

まず、あなたが「人生で大切にしたいこと」(例えば、成長、安心、自由、安定、挑戦、健康、人とのつながり、何かを生み出すことなど)を思いつくままに紙に書き出し、その中から特に重要だと思うものを5つ選んで、順番をつけてみてください。

次に、そのトップ5の「大切にしたいこと」が、あなたが考えている「海外移住」によって、どんな風に満たされそうか、あるいは逆に難しくなりそうかを具体的に書き出してみましょう。

そして最後に、「私は〇〇(大切にしたいこと)を叶えるために、海外移住を通して△△を実現したい」という形で、移住の目的をあなた自身の言葉で表現してみてください。こうすることで、海外移住の目的を明確化することができ、何を目指して決断すれば良いのか、自分の中での軸が定まってきます。

「自分の心」と向き合う、具体的な3つのステップ

では、どうすれば「自分の心」と上手に付き合っていけるのでしょうか?いくつか具体的な方法をご紹介しますね。

1. 自分とゆっくり会話する時間を持つ(ジャーナリング・問いかけ)

日々感じたことや考えたことを、誰に見せるでもなくノートに書き出す「ジャーナリング」をしてみましょう。特に、「どうして海外に行きたいんだろう?」「何が不安なのかな?」「海外で何を期待しているんだろう?」といった質問を自分に投げかけ、自由に書いてみると、頭の中がスッキリ整理されます。
また、次のような問いかけも有効です。

  • 海外に行ったら、どんな「得るもの」があって、どんな「失うもの」があるかな?
  • 海外で暮らす上で、「これだけは絶対に譲れない!」という条件は何だろう?
  • もし海外移住しなかったら、5年後、10年後の自分はどうなっていると思う?
  • もし移住がうまくいかなかった時の「別のプラン」は考えているかな?

2. 信頼できる人に話を聞いてもらう

自分の考えていることや感じていることを、信頼できる家族や友達、あるいは私たちのような専門家(ライフコーチなど)に話してみるのも良い方法です。人に話すことで、自分の考えがまとまったり、自分では気づかなかった新しい視点やアドバイスがもらえたりすることがあります。ただし、人の意見に左右されすぎず、あくまで自分の「心」を深く知るためのヒントとして聞くことが大切です。

3. 小さな一歩で「お試し体験」をしてみる

いきなり大きな決断をするのが不安なら、できる範囲で「小さな体験」をしてみるのもおすすめです。

  • 移住を考えている国へ、短い期間旅行したり、語学学校に通ってみたりする。
  • オンラインで、その国に住んでいる日本人のコミュニティに参加して、話を聞いてみる。
  • 日本にいながら、移住先の言葉や文化を学んでみる。
  • 移住先で役立ちそうなスキルを身につけるために、何か勉強を始めてみる。
    このような、移住準備として何から始めるかの具体的な行動を通して、移住後の生活をよりリアルに感じ、自分に合っているかどうかを肌で確かめることができます。

【ライフコーチ的アドバイス③】「もし移住しなかったら?」もう一つの未来を想像

海外移住への期待だけでなく、「もし、移住という選択をしなかった場合、自分の人生はどうなるだろうか?」という、もう一つの未来を具体的に想像してみましょう。5年後、10年後の仕事、住んでいる場所、周りの人たち、そしてその時の自分の気持ちなどを、できるだけ詳しく思い描いて書き出します。もし、その未来があなたにとって「ちょっと違うな…」と感じるものなら、海外移주への気持ちがより強くなるかもしれません。逆に、「移住しなくても、今の場所で幸せになれるかも」と思えたら、また別の選択肢も見えてくるでしょう。これは、決断を色々な角度から見て、後で「こうすればよかった」と後悔しにくい選択をするための、心のエクササイズです。

情報集めと心の準備は両輪!賢い情報の見つけ方・活かし方

ここまで「自分の心」と向き合うことの大切さをお話ししてきましたが、もちろん「情報」も海外移住には欠かせません。

「自分の心」が「コンパス」になる

大切なのは、はっきりしてきたあなたの「心」(目的、大切にしたいこと、不安な点)を「コンパス」にして、本当に必要な情報を効率よく、そして的確に集めることです。
例えば、「家族との時間を一番大切にしたい」という気持ちがはっきりすれば、残業が少ない国や、家族向けのサポートがしっかりしている地域の情報を重点的に調べるようになるでしょう。「仕事でもっと成長したい」という目的が明確なら、あなたの専門分野の仕事がどれくらいあるか、持っている資格が海外でも通用するのか、といった情報を優先的に探すはずです。

信頼できる情報源はここ!公的機関の情報を確認しよう

情報を集めるときに一番気をつけてほしいのは、信頼できる情報源から情報を得ることです。特に、ビザや税金、年金や健康保険といった手続きに関する情報は、間違っていると大変なことになりかねません。個人のブログやSNSに書かれている体験談は参考になることもありますが、それだけを鵜呑みにせず、必ず役所などの公的な機関が出している最新の情報を確認するようにしてください。情報は頻繁に変わることがあるので、いつでも自分で一次情報(元の情報)を確かめる習慣をつけることが、とても大切です。

ビザ・入国のこと

税金のこと

  • 日本の国税庁(海外に住む場合の税金、国同士の税金の取り決めなど): https://www.nta.go.jp/
  • 移住先の国の税金を扱う役所の公式サイト

年金や健康保険のこと

  • 日本年金機構(海外に住む場合の年金、国同士の社会保険の取り決めなど): https://www.nenkin.go.jp/
  • 移住先の国の年金や健康保険を扱う役所の公式サイト

注意:ここに載せているURLは、この記事を書いた時点のものです。情報を見る時は、必ずご自身で最新の情報を確認してください。また、あなた個人の詳しい状況については、弁護士さんや税理士さんなど、専門家の方に相談することをおすすめします。

【ライフコーチ的アドバイス④】目的別!情報集めの計画を立てよう

あなたの「海外移住の目的」と「心配なこと」をもとに、「何を」「いつまでに」「どこの情報源から」調べるか、具体的な計画を立ててみましょう。

例えば、
「目的:〇〇国でエンジニアとしてスキルアップしたい」
「心配なこと:ビザが取れるかどうか」であれば、
「やることリスト:①〇〇国の技術者が取るビザの種類と条件を、その国の移民局のサイトで確認する(締め切り:〇月〇日)、②仕事探しサイトで〇〇国のIT系の求人を見て、どんなスキルが必要か調べる(締め切り:△月△日)」というようにリストにします。

海外移住のメリットやデメリットを整理する中で明確になった項目を元に、具体的な作業に落とし込むことで、情報の海に溺れることなく、着実に準備を進めることができます。

まとめ:あなたが心から「これでいい」と思える決断のために

海外移住は、あなたの人生にとって、とても大きな、そして素晴らしい可能性を秘めた決断の一つです。その決断を、後になって「ああすればよかった…」と後悔しないものにするためには、ビザや仕事といった「情報」を集めることと同時に、あなた自身の「本当はどうしたいの?」「何を大切に生きたいの?」「新しいことへの挑戦に、心は準備できている?」といった「あなたの心」と、じっくり時間をかけて向き合うことが欠かせません。

情報に振り回されるのではなく、あなた自身の心の中にある声に耳を澄ませ、それを道しるべとして情報を上手に選んでいく。そのプロセスを通じて深まる「自分への理解」こそが、変化の多い海外での生活を乗り越え、毎日を心豊かに送るための、あなたにとって一番の力になるでしょう。

急いで答えを出さなくても大丈夫です。ゆっくりと、あなたの「ココロとアタマとカラダの声」に耳を澄ませてみてください。

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海外移住という大きな決断を前に、一人で考え込んでしまって、なかなか前に進めないでいませんか?
情報はたくさん集めたけれど、自分の本当の気持ちがどこにあるのか分からなくなってしまった…。
誰かにこの不安や迷いを聞いてもらって、頭の中をスッキリ整理したい…。

そんな時は、ぜひオンラインライフコーチングサービス「There Will Be Answers.」にお気軽にご相談ください。

代表ライフコーチの私、常岡が、「ココロとアタマとカラダの声をぜんぶ聴く」ことを何よりも大切に、あなたが海外移住という大きな一歩に対して、心から「これでいいんだ」と思える答えを見つけ出すお手伝いをいたします。

「There Will Be Answers.」のコーチングでは、こんなことができます…

  • あなたが心の奥底で「本当に望んでいること」や「人生で譲れない大切なこと」を一緒に見つけます。
  • 海外移住に対する漠然とした不安や心配事の正体を優しく探り、それらとどう向き合っていくかを一緒に考えます。
  • 頭の中でごちゃごちゃになっている考えや感情を一つ一つ丁寧に整理し、決断するために必要な「あなただけの軸」をしっかりと作ります。
  • 「何をしたらいいか分からない」から「これをやってみよう!」へ。具体的な行動計画を立てるお手伝いをし、最初の一歩を踏み出す勇気を育てます。

海外移住は、情報を集める旅であると同時に、あなた自身の「心」と深く向き合う旅でもあります。その大切な旅のパートナーとして、私があなたの思考と感情の整理を、温かく、そして丁寧にお手伝いします。

まずは、ウェブサイトをご覧いただき、サービスについて詳しく知っていただけたら嬉しいです。どうぞお気軽にお問い合わせください。

あなたの人生の新しい扉が開く瞬間を、心から応援しています。

オンラインライフコーチングサービス There Will Be Answers.
代表ライフコーチ 常岡
ウェブサイト: https://terewillbeanswersx.com

LINE公式アカウントからも、ご質問やご相談をいつでもお気軽にどうぞ! [http://lin.ee/JO2LRZo]


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