こんにちは。オンラインライフコーチング There Wll Be Answers.の常岡です。今回は「認知のカタチ」について、そしてそれを知ることのメリットについてお話しします。
「認知のカタチ」とは私たちの頭の中に、こっそりと住み着いている、あなたが気づかないうちに物事を決めつけたり、白黒つけたがったり、自分を責めたりする小さな声です。でも、その声を理解すれば、人生はもっと楽しくなるかもしれないんです。さあ、あなたの中の「認知のカタチ」を一緒に探検してみましょう。
認知のカタチとは?
「認知」とは、簡単に言えば、「自分の物事の受け止め方」のことです。これを知ることで、自分自身をより深く理解し、周りの環境との関係を改善することができます。
よくある認知のカタチ
- 根拠なく決めつける 例:「この仕事は絶対にうまくいかない」と、試す前から諦めてしまう。
- 一部だけを見る 例:いくつかの発言の間違いをみつけたら、その人自体を信用しなくなる。
- 破局的に考える 例:小さなミスをして「もう会社にいられない。人生終わった」と思ってしまう。
- 過小評価・過大評価する 例:自分の能力を「私なんて何もできない」と必要以上に低く見積もる。または逆に、「私なら何でもできる」と過大評価する。
- 白黒思考(AかBか) 例:自分の意見と違う相手は「敵」だと思う。
- べき思考(~すべき) 例:「常に笑顔でいるべきだ」「完璧にできて当たり前だ」と相手や自分を縛る。
- 自分に関連付ける 例:同僚が急に休んだとき、「私が何か悪いことをしたからじゃないか」と考える。
- 人の思考を読む 例:上司が少し厳しい表情をしていると、「きっと私の仕事に不満があるんだ」と勝手に思い込む。
- 自分を責める 例:チームのプロジェクトが上手くいかなかったとき、「全て私のせいだ」と一人で責任を背負い込む。
これらは誰にでもある程度当てはまります。別にこれらが1個1個当てはまったからといって、良いも悪いもないんです。だけど良いと思う人も悪いと思う人もいるんです。どっちもないけど、どっちもあるということです。
認知のカタチを知るメリット
- 人間関係の改善:
自分の認知パターンを理解することで、他者とのコミュニケーションがスムーズになります。 - ストレス軽減:
なぜイライラするのか、なぜ腹が立つのかが分かれば、それに対処しやすくなります。 - 環境選択の最適化:
自分の好みや傾向が分かれば、自分に合った環境を選びやすくなります。例えば、転職する際にも役立ちます。 - 自己受容:
感情そのものを否定せず、その後の行動を選択できるようになります。
実践例:環境選択と自己理解
例えば、転職を考えている場合を想像してみてください。「もうここの会社嫌だ」「とりあえずここから出よう」って闇雲に転職活動して、とりあえず受かるところに行って、また同じことを感じて「うわ、もうここもイヤだ。こんな奴おる、あんな奴おる、こんな仕事もうやめたい」って、コロコロコロコロ変わってしまうことがあります。
なぜそんなことが起きるかというと、自分が「何が嫌か」がはっきりしていないからです。自分が物事をどう受け止める傾向があって、ここの環境にはどういう傾向があるのか。自分と環境の「認知のカタチ」がどのようにガチガチぶつかっているかということが明確になっていない中で環境を変えても、また当たり外れになるわけです。
だから、狙ってちゃんと今より快適になろう、今より良い環境に行こうという思いがあって場所を移るのであれば、自分が何が嫌なんだっていうこと、そして何を好んでいるんだっていうことを、この認知の形を見ることによって分かってくる部分もあるということです。
白黒思考の例:この人は味方か敵か
例えば、「この人は味方か敵か」という質問があります。これは白黒思考と言いまして、簡単に言えば「良い人か悪い人か」ということです。つまり、良い人か悪い人かっていうのは中間がないってことです。
例えば、「この新しい同僚は味方になるか敵になるか」を考えるわけです。信頼できる人なのか、警戒すべき人なのかを判断しようとするわけです。別に味方でも敵でもない、ただの同僚で、これから関係性を築いていく段階でそう思ってしまう。本来、人間関係なんて、まあ複雑ですよね。良い面も悪い面もあって、状況によって変わることもあることは、実は理屈ではわかっていたりもするんです。
でも、そんなことを考える間もなく、味方か敵かを決めたくなる、判断してしまうってことです。「この人と仲良くなった方がいいんですか」と聞きたくなる人もいるんです。これはね、多くの人に文化的に、日本の場合はまた擦り込まれているケースがあるんです。人間関係を単純化して捉えようとする傾向があるわけです。
実践例:「腹が立つ」を言い換える
私自身の経験では、「腹が立つ」という表現をよく使っていましたが、それをやめてみました。ある人に「あんまり腹立つ腹立つ言ってると、体によくない」と言われたんです。そう言うのをやめようと思ったんです。
でもその時に、腹が立つこと自体が良くないのかなと思っちゃったんです。腹が立つのをやめよう、腹が立つことを我慢しようとしてたんです。でもそうすると、すごく調子が悪くなったんです。頭が痛いとか、寝られないとかになったんです。
なぜかなと思って、よく考えてみたんですけど、やっぱりその腹が立つこと自体を収めようとすることが、ちょっと無理して不自然だったなと思ったんです。腹が立つ、感情が動く、この認知の形に引っかかるっていうことは自然と起こってるわけです。それはもうしょうがない。
では、自分の認知のカタチを知ったうえで、その後どう行動するかだけを変えればいいんじゃないかなと思ったんです。感じたことまでは別に悪いと思うことはなくて、「うわ、むかついたな」と思うことは別に思えばいい。ただ、それをむかついたと言わないだけ。そうしていくと、調子良くなりました。頭痛も減りましたし、寝れるようになりました。
まとめ
認知のカタチを知ることは、自分自身をより深く理解し、より良い人生を送るための重要なステップです。ただし、これは一朝一夕には変わりません。少しずつ、自分のペースで変化を楽しんでいくことが大切です。
そして何より、今この瞬間を大切に生きることを忘れないでください。それこそが、本当の意味での成長につながるのかもしれません。
「自分ひとりじゃ、認知のカタチを客観的にわからないよ!」と思われた方、ぜひ私にお手伝いさせてください。There Will Be Answers.のオンラインライフコーチングでは、あなたの認知のカタチを様々な質問から解像度高く理解し、ご自身が最大限に能力を発揮し、充実して快適にたのしめる目標達成や成長をご支援いたします。
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